発達障害とほどよい生き方

発達障害当事者が、自分の特性を「言葉にして伝える」ことで、当事者も周りの人も少し楽になることを目指しています。

ADHDで締切直前まで動けない人へ|「まだ大丈夫」を防ぐ3つの工夫

■想定読者

  • 締切が先だと安心してしまう人
  • 前日になって急に焦る人
  • 「まだ1週間ある」と後回しにする人
  • 早めに始めたいのに動けない人
  • 締切直前だけ集中できる人

■検索意図

「ADHDで締切ギリギリになるのはなぜ?」「早めに取りかかるには?」「期限直前の徹夜や焦りを減らしたい」という悩みに答えます。

■この記事で解決する悩み

  • 期限が遠いと存在を忘れる
  • 「明日やればいい」が続く
  • 締切直前に一気に作業する
  • 予定より作業量が多くて焦る
  • 中間地点を作る方法が分からない

「まだ1週間ある」が「明日まで」に変わる

提出期限を確認します。

「来週の金曜日まで」

その時は、

「まだ時間あるな」

と思います。

月曜日。

まだ大丈夫。

火曜日。

明日からやろう。

水曜日。

少し気になるけど、まだ間に合う。

木曜日の夜。

「え、明日までじゃん!」

そこで一気に焦ります。

締切を忘れていたわけではありません。

分かっていたのに、
「今やるほど急ぎではない」状態が続いていたことがあります。

遠い締切は「今日の問題」に見えにくい

締切まで10日ある仕事と、

今日中の仕事。

目の前では、今日の仕事の方が強く感じます。

その結果、

期限が遠いものほど後ろへ回りやすくなる

ことがあります。

ADHDのある人すべてに当てはまるわけではありません。

ただ、将来の予定より目の前の刺激や作業を優先しやすい人には、起こりやすい場面の一つです。

 

本当の締切とは別に「自分の締切」を作る

例えば、

提出期限が金曜日なら、

水曜日を自分の完成日

にします。

金曜日までに終わらせる、ではありません。

水曜日までに一度完成。

木曜日は確認。

金曜日は提出だけ。

という形です。

こうすると、最後の1日に全部を詰め込まずに済みます。

 

大きな作業は「開始日」を決める

締切だけ決まっていても、

いつ始めるか

が決まっていないことがあります。

例えば、

「10月10日までに資料提出」

だけではなく、

10月3日:資料を開く

10月5日:半分まで

10月8日:一度完成

10月10日:提出

まで決めます。

最初の日は、

「資料を開いて10分だけ見る」

でも構いません。

■今日からできる具体的な対策

1. 本当の締切より2日前を自分の締切にする

金曜日提出なら、

水曜日完成

を目標にします。

2. 締切だけでなく「開始日」を予定に入れる

「提出日」だけ登録せず、

「作業を始める日」

もカレンダーへ入れます。

3. 作業を3つに分ける

例えば、

①始める

②途中まで進める

③完成させる

です。

一度に全部終わらせようとしません。

4. 残り日数ではなく「作業できる日」を数える

締切まで7日でも、

仕事や予定があれば実際に使える日は3日かもしれません。

「あと7日」ではなく「作業できる日は3日」

と考えます。

■使える言い換え・相談テンプレ

自分用

「締切ではなく、開始日を決める」

「本番の2日前に完成させる」

「まだ7日ではなく、作業できる日は何日?」

職場で進み具合を相談する時

「締切は金曜日ですが、水曜日までに一度完成させる予定で進めています」

作業量が分からない時

「締切までに必要な作業量を整理したいので、中間確認のタイミングを決めてもよいでしょうか?」

間に合わない可能性が出た時

「現在ここまで進んでいます。このままだと期限に影響する可能性があるため、早めに共有します」

■まとめ

締切を見て、

「まだ時間がある」

と思う。

そして数日後、

「もう明日まで?」

と焦る。

そんな時は、

①本当の締切より前に自分の締切を作る

②提出日だけでなく開始日も決める

③作業を途中の段階に分ける

この3つから始めます。

大切なのは、

「もっと危機感を持つこと」ではありません。

締切が遠いうちでも動けるように、予定を近くすること。

未来の締切を、今日できる小さな作業に変えると始めやすくなります。