発達障害とほどよい生き方

発達障害当事者が、自分の特性を「言葉にして伝える」ことで、当事者も周りの人も少し楽になることを目指しています。

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

怒られた記憶が頭から離れない 発達障害と「嫌な記憶の残りやすさ」について

今日は、発達障害の特徴の一つと言われる 「怒られたことや叱責されたことなど、つらい記憶がいつまでも消えない」 というテーマで書いてみたいと思います。 これは発達障害の人に限らず、誰にでも起こりうることですが、 特に発達障害のある人はその「残り…

発達障害の診断を受けることの「メリット」と「怖さ」

今日は、発達障害そのものより、 **「診断を受けること」**について書いてみたいと思います。 発達障害かもしれない、と感じたとき、 「病院に行って診断をはっきりさせたほうがいいのか」 「このままグレーゾーンのままでいたほうが楽なのか」 悩む人は少な…

『普通になりたい』と思ってしまう気持ちについて

今日は、「発達障害」とは少し違うようで、でも深くつながっている 「普通になりたいと思ってしまう気持ち」について書いてみたいと思います。 発達障害があってもなくても、生きていると一度は 「自分も普通になれたら楽なのに」 と思ったことがある人は多…

休職中・療養中の「何もしてない自分」への罪悪感について

今日は発達障害の話から少し離れて、休職中や療養中の「何もしてない自分」への罪悪感について書いてみたいと思います。病院やデイケアには通っているけれど、いわゆる「仕事」をしているわけではない。そんな状態のときに、「自分はサボっているんじゃない…

ADHDの「思いつきで動くこと」とホウレンソウができないこと

今日は、ADHDの特性としてよくある「思いつきで動いてしまうこと」と、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)がうまくできないこと」について書いてみたいと思います。仕事でもプライベートでも、この2つが重なってしんどくなることが多いと感じています。 ADH…

年末最後のデイケア

今日は発達障害の話ではなく、僕が通ってるデイケアのお話をしたいと思います。学校のクラス程度の人数が集まり、グループになって各々いろんなプログラムを受けてますが、共通しているのは「個人ではなく誰かと関わる」ということで、雰囲気としては学校の…

発達障害と「注意・指摘が全部否定に聞こえてしまうこと」について

発達障害の特性があると、人から注意されたり指摘されたときに、内容以上に強くダメージを受けてしまうことがあります。「ここ直しておいてね」「次からはこうして」と言われただけなのに、心の中では「自分はダメだ」「全部否定された」と感じてしまう。頭…

発達障害と「頑張っているように見えない」と言われるしんどさ

発達障害があると、「頑張っていないように見える」「やる気がないように見える」と言われてしまうことがあります。本人としては限界ギリギリまで頑張っているつもりでも、外からはそうは見えない。そのギャップが、とてもつらいと感じる人は多いと思います。…

発達障害とマルチタスクのしんどさについて

発達障害があると「マルチタスク」がとても苦手なことがあります。 一度にいくつも仕事を振られたり、「これやりながらあれもやって」と頼まれたりすると、頭の中が一気にごちゃごちゃになってしまう。結果として、何から手をつければいいか分からなくなり、…

発達障害と「人より疲れやすいこと」について

発達障害があると、「同じ時間働いているはずなのに、人よりヘトヘトになる」「仕事が終わったあと、もう何もできない」ということがよくあります。 周りは仕事後に買い物をしたり、趣味を楽しんだり、友達とご飯に行ったりしているのに、自分は家に帰ってバ…

発達障害に配慮してくれる人を「カサンドラ」にさせないために ――当事者側ができる小さな工夫――

前提として、発達障害のある本人にも「考える余裕がないくらいしんどい時期」があります。 そのときは、そもそも対策どころではないこともあります。 ここで書くのは、少しだけ気持ちや体力に余裕があるときに、できる範囲で意識してみてもいいこととして読…

発達障害に配慮する人の苦悩と「カサンドラ症候群」について

発達障害のことが少しずつ知られるようになり、「配慮しよう」「理解しよう」と頑張ってくれる人もいます。家族、パートナー、職場の同僚や上司など、周りの人たちが「この人には特性があるから」と、声のかけ方や接し方を工夫してくれる場面もあります。 そ…

発達障害と自己肯定感の低さについて

発達障害のある人は、「自己肯定感が低くなりやすい」と言われることがあります。 自分では頑張っているつもりなのに、子どもの頃から「ちゃんとしなさい」「どうしてこうなるの」「普通はできるでしょ」と注意され続けてきた結果、「自分はダメな人間なんだ…

ADHDの一点集中・猪突猛進 メリットとデメリット、そして対策について

ADHDの特性のひとつに、「一点集中しやすい」「猪突猛進になりやすい」というものがあります。 興味を持ったことに対して一気にのめり込む、やろうと決めたら周りが見えなくなる。これはしんどさにもつながりますが、裏を返せば大きな強みでもあります。ここ…

発達障害と「甘えてるだけでしょ」と言われるつらさ

発達障害のしんどさについて話すとき、一番刺さる言葉のひとつが「甘えてるだけでしょ」です。 仕事がうまくいかない、人間関係がしんどい、メンタルが限界に近い。勇気を出して「しんどい」と打ち明けたときに、「みんな我慢してるよ」「それは甘えだよ」と…

発達障害でも健常者でも、仕事でミスしていい

発達障害があると、仕事でミスをしたときに必要以上に落ち込んでしまうことがあります。 「また迷惑をかけてしまった」「やっぱり自分は社会人失格だ」「発達障害だからダメなんだ」と、自分を責め続けてしまうことも少なくありません。 でも、本当は発達障…

発達障害への配慮が広がる中で、当事者としてできること

最近は、職場や学校でも「発達障害への配慮」が少しずつ話題にされるようになってきました。「困っていたら言ってね」「無理はしないでいいよ」と声をかけてもらえる場面も増えています。それは本当にありがたいことですし、必要な配慮は遠慮せず受け取って…

発達障害と「うつ」の関係について

発達障害(ADHD・ASD・LDなど)がある人は、そうでない人に比べて「うつ状態」や「うつ病」を併発しやすいと言われています。もちろん、発達障害だから必ずうつになるわけではありませんが、もともとの特性に加えて「生きづらさ」「周囲からの理解不足」「失…

発達障害と「過去のミスをいつまでも引きずってしまうこと」

発達障害の特性があると、過去のミスや失敗をいつまでも頭の中で再生してしまうことがあります。もう終わったことだと分かっていても、ふとした瞬間に思い出して、心臓がドキッとしたり、「あのときの自分、最悪だったな」と落ち込んでしまう。周りからは「…

見た目だけでは分からない発達障害と、責められてしまうつらさ

発達障害のある人は、外見だけ見ていてもほとんどの場合「障害者」には見えません。普通に歩いているし、会話もできるし、仕事にも行っている。だからこそ、困っている場面でミスをしたり、パニックになったり、疲れて動けなくなったときに、「なんでそれく…

ASDの特性とうまく付き合うための「対策の立て方」

ASD(自閉スペクトラム症)の特性があると、コミュニケーション、予定変更、感覚の過敏さ、仕事の段取りなど、日常のいろいろな場面で困りごとが起きやすくなります。全部を「努力」で何とかしようとすると、あっという間に疲れ果ててしまいます。 大事なの…

ASDの「正しさへのこだわり」と生きづらさについて

ASD(自閉スペクトラム症)の特性のひとつに、「正しさ」や「筋の通ったルールへの強いこだわり」があります。これは、単に頑固というより、「物事を一貫したルールで理解したい」「曖昧さがとても不安」という感覚に近いものだと感じています。 例えば、仕…

ASDと雑談・「空気を読む」ことのしんどさについて

ASD(自閉スペクトラム症)の特性があると、相手との距離感や、雑談・「空気を読む」コミュニケーションがとても疲れやすくなることがあります。私自身も、仕事でもプライベートでも、会話そのものより「どう振る舞えばいいか」を考えすぎてぐったりしてしま…

ASD(自閉スペクトラム症)について

ASD(自閉スペクトラム症)は、「対人コミュニケーションの特性」「こだわりや見通しの持ち方の違い」「感覚や情報の受け取り方の違い」がベースにある特性と言われています。昔はアスペルガー症候群などいくつかに分かれていましたが、今は「スペクトラム(…

ADHDとケアレスミス、「どこかで爪が甘い」と言われてきたことについて

ADHDについて語られるとき、「不注意」「ケアレスミスの多さ」という言葉がよく出てきます。私自身も、子どもの頃から大人になった今までずっと、「どこかで爪が甘い」「最後の最後でミスをする」と言われ続けてきました。 しっかりやろうとしているつもりな…

仕事のパフォーマンスに「波」があることと、その対策について

発達特性があると、仕事のパフォーマンスにどうしても「波」が出やすくなります。よく動ける日もあれば、頭が全く回らず、簡単な作業にも時間がかかってしまう日もあります。私は、調子が悪い日に「なんで昨日はできたのに今日はできないんだろう」「社会人…

大人になってから指摘される「落ち着きのなさ」と仕事のしんどさについて

子どもの頃からの特性が、大人になって仕事をするようになってからも形を変えて続いている――そう感じることがあります。私は、大人になってからも「仕事中に落ち着きがないと言われる」「パニックになると頭を抱えて固まってしまう」「上司の話を聞いている…

子どもの頃から続く“落ち着きのなさ”と頭の中のマイワールドについて

子どもの頃から落ち着きがなく、ぶつぶつ独り言を言ってしまう。学校の椅子をガッタンガッタン揺らしてしまう。頭の中ではいつも音楽が流れていたり、アニメのシーンや自分だけの妄想の世界に入り込んでしまう。そして、それが大人になった今も続いている。…

ADHDの特徴と私の困りごと ――「だらしない性格」ではなく脳の特性という話

ADHD(注意欠如・多動症)とは、子どもの頃から「不注意」「多動・衝動性」の特徴が続いている発達特性のことを指します。大人になると、走り回るような「分かりやすい多動」は目立たなくなりますが、頭の中が常に忙しかったり、段取りや整理が苦手だったり…

ADHDってどんな特性?忘れっぽさやソワソワの裏側にあるもの

ADHDという名前は知っていても、「実際どんな状態なのか」「性格との違いは何なのか」は、なかなかイメージしにくいと思います。 ADHDはざっくり言うと、「注意の向き方」「衝動のコントロール」「落ち着き」に特性が出やすいタイプの発達障害です。怠けや性…